水曜の朝、「はぁ今日の午後はプレゼンがあって嫌だなー」と思いつつ、仕事の準備をしていると、兄から電話があった。そっけない感じの電話だったけど、

祖父が他界した、との連絡だった。

脳梗塞で倒れ、一度元気になったものの、しばらくして又脳梗塞で倒れ、それ以来入院していた。母が、祖父の病院と祖母の家とで月の半分を過ごし、残り半分を自分の家で過ごす生活をしていて、私もお見舞いに行ったり、母から話を聞いていたから、そんなに長くないのはわかっていたけど、季節の変わり目でもないこの季節に・・・と思った。

すぐに上司に電話して、会社を休み、旦那さんの喪服選びと、お葬式用の鞄、数珠を探し、髪を切りに行った。何はともあれ、プレゼンは免れ、連休と重なって長い休みとなった。

姉と待ち合わせをして、一緒に帰省しホテルにチェックイン。休む暇無く喪服に着替え、父が迎えにきたので、葬儀会場へ。祖父の顔を見た時に、あー本当に亡くなったんだーと思って辛かった。口周りがやっぱり筋肉硬直しているのが何となくわかって、更に辛さが増した。

父方の祖父母は私がもの心つく前に亡くなっているので、母方の祖父母には本当によくしてもらったし、色々な所に連れていってもらっていた。小さい頃は田舎に住んでいたので、関西は大都会で、ワクワクしたし、ジャカルタから帰国して、大学受験までの間も住まわせてもらっていた。

色々な想い出と感謝の気持ちが湧いてきて、出棺前は本当に辛かった。

おばあちゃんは、思ったよりしゃんとしてたけど、気が抜けたらガクっとくるんじゃないかと、ちょっと心配。暇を見つけて会いにいこうと思う。

何よりも、親孝行・おばあちゃん孝行をしなきゃいけないな、と痛感したし、いつまでも親や友人や大切な人たちは生きてる、一緒にいる、と何となく無意識に思ってる所があったけど、限りがあるんだな、と改めて思った。